誰がどう儲けているの?クレジットカードのビジネスモデルとは

クレジットカードに特に詳しくない人から良く聞かれるのが、「クレジットカード会社って、どうやって儲けているの?」といった声です。

特に「年会費が無料のカードを持っているけど、カード会社には何の得があるんだろう」といった疑問を持つ人も、多そうですよね。

どうなってるんでしょう?

「加盟店手数料」ってものがある

クレジットカードが使えるお店は、クレジットカードの「加盟店」です。

このようなお店では、お客さんがクレジットカードを使って買い物をすれば、そのうち1-7%ほどを、「加盟店手数料」としてカード会社に払わなくってはいけない決まりとなっているんですね。

この手数料は、お客さんが払う必要は全くありません。

だから「何パーセント」とか知らないのも当たり前なんですね。

もし1日の売上が200万円のお店で、その半分のお客さんがカードで支払ったとすれば、100万円がカードで支払われ、手数料として1-7万円ほどがカード会社に行くのです。

これは大きいですよね。

では加盟店であるお店には何のメリットが?…これは簡単な話です。

カードに対応することで、現金だけに対応しているのと比べ、より多くのお客さんを招けるんですね。

加盟店手数料を負担するぶんを考えてもそのメリットがあるから、カードに対応するんです。

「リボ払い、分割払いの手数料」がある

リボ払いや分割払いで買い物をすれば、便利さと引き換えに金利手数料が発生し、ユーザーがそれを負担しなくてはなりません。

大体十数%ですね。

十数%といえばかなりの割合です。

年間10万円分をリボ払い・分割払いすれば、単純に考えて1万円以上の手数料をカード会社に払うことになりますよね。

100万円だったら10万円以上です。

そういったユーザーが100人、1000人といたら…?相当な額ですよね。

とすると、年会費など無料であったって、カード会社にとっては全く問題ではないというわけなんです。

ポイントを多くつけても、さすがに普段から10%以上とかは、ないですからね。

「じゃあ、年会費無料のカードで一括払いばっかりしてる私は?」という疑問も出ることでしょう。

そういうお客さんはリボや分割の手数料とは確かに無縁です、ですけども、上記の「加盟店手数料」を発生させてくれているんですから、カード会社としてはやはり大事なお客さんなのです。

年会費

実は多くのクレジットカード会社がそんなには重視していないのが、年会費です。

たとえば、銀行系の会社などで発行している比較的スタンダードなカードでは「1,300円」ほどの年会費が設定されているものが多いです。

これって、実はカード会社が1枚のカードを1年間管理するのにかかる額と、ほぼ合致するんですね。

つまり、「もしカードが全く利用されず休眠状態(加盟店手数料とか、リボ・分割手数料が全然発生しない)であっても、会費と年間1300円ぐらいもらっておけば、損はしない」といった考えに基づくものなんです。

年間1万円~10万円といった年会費を設定する一部ステータスカードにおいては、もちろん年会費も重要なビジネスモデルに位置づけられています。

しかしその場合でも、考えようによったら総額はそれほど大きいものにならないんですよね。

100名会員がいて会費が総計1000万円といっても、カード会社ベースで考えれば…それほどじゃない、とはわかるはず。

むしろ「大きな年会費を払ってくれるカードユーザーを多数抱えていれば、すなわち、たくさん買い物をして、かなりの加盟店手数料を発生させてくれるのでは」といった期待のほうが、カード会社としては大きいものです。

まとめ

クレジットカード会社のビジネスモデルは、実は結構単純なものです。

特に加盟店手数料については、普段ユーザーが意識することではないものです。

それゆえに知らない人も多くって当然です。

ですけどこれが、クレジットカード会社の大きな収益源となっているんですね。

「このクレジットカードって無料だけど、一体どういう仕組みで、誰が儲けているの?」などとモヤモヤしていたものが分かれば、気分もスッキリしますね。

また社会・経済の豆知識として、就活生や転職を考えている人では、サワリだけでも押さえておきたいものだったりします。